この記事では、広報担当者向けに、リクルート用の会社案内パンフレット制作を外部業者へ発注するときに無くてはならない、大いに役立つRFP（提案･見積依頼書）の作成方法をわかりやすく解説します。
目 次
1. はじめに：RFPとは何か？
2. RFPの目的と重要性
3. RFP作成のステップ
1. プロジェクトの概要と背景
2. 目標と要求事項
3. 提案依頼の詳細な内容
4. コンテンツ制作に関する提案と費用
5. 予算とスケジュール
6. 提出方法と締切
7. 選定基準とプロセス
4. まとめ：効果的なRFPで理想のパートナーを見つけよう
1. RFP（提案･見積依頼書）とは何か？
RFP（提案･見積依頼書）は、外部の制作会社に対して、自社のニーズに合ったサービスを提供してもらうために必要な情報をまとめた文書です。この文書を使って、制作会社から提案や見積もりをもらい、比較検討するための大事なツールです。
2. RFPの目的と重要性
RFPの目的は、自社のプロジェクトに最適な制作会社を見つけることです。明確で詳細なRFPを作成することで、制作会社に自社の要望を正確に伝え、期待に沿った提案を受け取ることができます。
このRFPの出来次第で、魅力的な提案を適正価格で提供する外部の制作会社を選択できるか否かの分かれ目となりますので、是非、RFP（提案･見積依頼書）をしっかりと作成することを、強くおすすめします。
3. RFP作成のステップ
3.1 プロジェクトの概要と背景
配布場所やシーン：キャンパス訪問、就職説明会、企業セミナーなど、パンフレットを配布する具体的な場所やシーンを記述します。
獲得したい人材の能力：求める学生の専攻分野、スキルセット、人物像など、ターゲットとなる人材の詳細を明確にします。
3.2 目標と要求事項
自社のアピールポイント：独自の技術、企業文化、成長機会など、学生にアピールしたい自社の強みや特長を具体的に記述します。
学生に持ってもらいたいイメージ：パンフレットを通じて、学生に植え付けたい企業イメージや価値観を明確にします。
3.3 提案依頼の詳細な内容
WEBサイトの採用情報との関連性：パンフレットの内容がWEBサイトの採用情報とどのように連携するか、共通点と異なる点を具体的に記述します。統一感を持たせつつ、パンフレットならではの情報をどう展開するかを検討します。
3.4 コンテンツ制作に関する提案と費用
写真撮影：パンフレットに使用する写真の撮影が必要かどうか、またそのスタイルやコンセプトを説明します。プロフェッショナルな写真は、企業イメージを高める重要な要素です。撮影に関する具体的な要望や予算を記述します。
取材とコピーライティング：社員インタビューや企業活動の取材を基にした記事作成が必要かどうかを記述します。また、メッセージのコピーライティングをどのように進めたいか、その方向性や期待する成果を詳細に説明します。取材から記事作成にかかる費用も予算に含めます。
コンテンツの種類と範囲：求めるコンテンツの種類（テキスト、写真、図表など）と、その範囲や量について具体的に記述します。これらの情報は、制作会社が提案を行う際の重要な基準となります。
費用の見積もり依頼：コンテンツ制作に関連する全ての項目について、詳細な見積もりを依頼します。予算の範囲内で最適な提案を得るために、期待するコンテンツのクオリティやスコープ（範囲）を明確に伝えます。
3.5 提出方法と締切
提案書の提出方法（メール、郵送など）と締め切り日時を指定します。
3.6 選定基準とプロセス
提案書の評価基準と、選定プロセスについて説明します。提案の質、制作会社の経験、価格など、選定の際に重視するポイントを明確にします。
4. まとめ
効果的なRFPは、コンテンツ制作を含むリクルート用パンフレットのプロジェクトに最適なパートナーを見つけるための重要なステップです。写真撮影や取材、コピーライティングなどのコンテンツ制作に関する詳細な要求を含めることで、企業の魅力を最大限に伝えるパンフレットを制作するための土台を築きましょう。
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